校長ブログ
ともに生きる①
本日は母の日です。日頃の感謝を表すために、調理実習で習ったメニューを家族にふるまった人もいたかもしれませんね。恵泉では毎年父や母を通して与えられた生命に感謝する「母の日礼拝」を持ちます。明日は卒業生の油木先生のメッセージ動画が配信されます。
新型コロナ感染拡大を避けるための自粛生活が続いています。休校期間が長くなり、家庭で過ごすことが増えてくると、様々な不安の中でストレスがたまってきて、一番身近にいる家族に対して自分のイライラをぶつけてしまうこともあるでしょう。今は登校して直接顔を合わせて話をする学校生活ができないので、SNSなどのネット上でのやり取りで周囲の人との関係に誤解やそごが生じることもあるかもしれません。
私達が生きる一番小さな共同体である家族から始まり、周囲の友人、そして私達を取り巻く情報社会まで、私達は多くの人たちとの関係性の中で生きています。その中で私達は「言葉」を使って、互いに意思疎通を図り、理解し合い、より安心で平和な社会を築いてきました。
創立者河井 道先生は生徒達に、「はい。いいえ。ありがとう。ごめんなさい。をはっきり言える人になりなさい。」と言われたそうです。心の中で思っている感謝の気持ちを「ありがとう」の言葉で、相手を傷つけてしまったり、自分が間違ったことをしたと気づいたりした時は、素直に「ごめんなさい」と謝れる人になりたいものです。そして、言葉だけでなく、イエス様が人々を愛され、それを行動で示してくださったことに倣って、私達も周囲の方々に愛ある言葉と行いを実践していくことができますように。
「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。」
(ヨハネの手紙一 4章7,8節)