校長ブログ
校長退任のご挨拶
今年度3月31日をもって、校長を退任いたします。8年間という長い期間でしたが、校長という職務を全うできたことを学園の主イエス・キリストに感謝いたします。恵泉女学園から「平和をつくり、守り続けることの大切さ」を、前々校長安積力也先生からは「個は全体に勝る」ということを、前校長佐伯幸雄先生からは「弱いものから習う」ということ等多くのことを学ばせていただきました。お二人の足元にも及ばない微々な力でしたが本当に多くの教職員、生徒、保護者、同窓生、関係した様々な方々に支えられていたことを強く感じています。ありがとうございました。改めてお一人おひとりに心から感謝申し上げます。
後任は、副校長として共に働いて参りました本山早苗先生が重責を担ってくださいます。本山先生は、恵泉中高の出身で「英語の恵泉」を積極的に推し進めている英語科の教員で更なる英語教育の向上は勿論のこと、新学習指導要領の一歩先を行く恵泉教育をリードしてくださることを確信しています。
私は、22年間勤めた恵泉での専任教員としての役目も終わりとなります。これからは、恵泉のSTEM教育を下支えする一員として非常勤講師として微力ながら働かせていただきます。本当にやりたかった中高の数学教育を中心に、S-Park(特別講習)のプログラミング、課外サイエンス・アドベンチャーのC・S(コンピュータ・サイエンス)班に関わらせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。新型コロナの感染が一日も早く収束することを祈りつつ、最後の私の校長ブログを閉じたいと思います。
何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時 植える時、植えたものを抜く時
殺す時、癒す時 破壊する時、建てる時
泣く時、笑う時 嘆く時、踊る時
石を放つ時、石を集める時 抱擁の時、抱擁を遠ざける時
求める時、失う時 保つ時、放つ時
裂く時、縫う時 黙する時、語る時
愛する時、憎む時 戦いの時、平和の時。
人が労苦してみたところで何になろう。
わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。
神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。
それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。
(旧約聖書 コヘレトの言葉 3章1節から11節)