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6月4日(火)高校礼拝 愛してくださる主イエスの故に

2019/06/04

讃美歌 355
暗唱聖句 マタイ伝5章 幸いなるかな 心の貧しきもの〜幸いなるかな 心の清きもの
聖書 マタイによる福音書 10:16-31
お話 
祈り
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 初めに、5月28日に起きた悲しいでき事について、みなさんと共に、神様にお祈りしましょう。
「父なる神様。今日も一日の初めに、あなたを礼拝することができることを感謝します。先週は、登戸で悲しいでき事がありました。登校途中の小学生と大人の方がなくなりました。多くの怪我をした人、そのために心に傷を持った人たち、愛する人を失ったご家族がいらっしゃいます。お一人お一人に神様の慰めが与えられますように、心の奥にイエス様が御手を触れて、癒してくださいますようにお祈りいたします。ここにいる私たちもこの悲しみを共にして、あなたの愛を深く知ることができますように導いてください。毎日通学している一人一人に、神様のお守りがあり、平安を持って学校生活がおくれますように、お支えください。イエス・キリストの尊い御名によってお祈りいたします。アーメン。」

 私は、罪人でした。小学校3年生の時、私が貸した消しゴムをクラスのK君がなくしてしまいました。彼は私より背が低く、彼の服はいつも汚れていました。K君は貧しい人達が集団で住んでいる住宅地に住んでいました。小学校3年生の私にとって、その街並みは、暗く、殺伐としていて無彩色の世界でした。自分にとって、異質なものと感じていたK君に、私は必要以上に弁償することを求めました。
 いつもドッジボールをする校庭の脇に、壊れかけた白いベンチがありました。何日かたった寒い冬のある日、K君はそこに私を呼んで、「これ消しゴムのお金」と言って、手に握りしめていた一円玉を10個私に手渡しました。1枚の10円玉硬貨ではなく、彼の手の中で汗にまみれた一円玉が10個だったのです。私は驚きました。親には言えず、机の引き出しの隅を探したり、もしかすると道に落ちているかもしれない一円玉を、彼は必死に集めていたのでしょう。そんな気がしました。しばらくして、彼は転校していきました。私は、なぜ、気にしなくていいよ、と一言言えなかったのか。なぜ彼に差別をしてしまったのか。1円玉がたくさんある財布を見ると自分の醜さ、貧しさ、心の狭さが辛い思い出とともに蘇って来る日々がありました。
 今日の後半、「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。26節」とあります。私が神様を知らない時に犯していた罪は、たくさんあります。それらは、覆われていたものです。しかし、神様のもとでは、それらははっきりと現れるのです。
「体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。28節」とあります。この神様の前では、私は赦されないだろうと思っていました。
 ところが、私が罪人であった時、イエス様と出会いました。イエス様は十字架につけられたときに、「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです(ルカ 23:34)」と言われました。イエス様は私を赦すために御自分を捨てて、十字架にかかって下さった。イエス様は、十字架上で父なる神に、「この者を赦してください」と、とりなして下さったのです。ご自分の命を私の代わりに差し出してです。この聖書の箇所で、わたしは、わかりました。私はイエス様に愛されている、ということに。そして、この人について行こうと決めたのです。
私は、イエス様が自分を愛し、守り、導いて下さっていることの確信があります。
 「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。(28節)」と書かれているように、イエス様は、私の弱さ、醜さ、貧しさを知っていてもなお、私を大切にしてくださるのです。このことを知れば、「わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。(27節)」神のみ言葉を告げ知らせることは、イエス様を知る者の義務なのです。いや、特権なのです。恵泉女学園は、この特権を与えられている学園です。

 礼拝後、生徒指導部より万一の地震に備え、明後日行われる避難訓練の説明があります。
 あなた方の人生で、あなたの生き方そのものを揺れ動かす地震のような出来事が必ず起こります。その時は、恵泉で知ったイエス・キリストがあなたを必ず守ってくださいます。そのことを思い出して教会を訪ねてください。
「だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。31節」