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校長ブログ

高等学校礼拝「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」

2018/06/06

2018/06/05 高校礼拝

讃美歌 228
暗誦聖句 29 詩121篇 
聖書 ルカ 9:10-17
お話  あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい。
讃美歌 546
祈り

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ボーダーガーデンのユリ

 今朝の聖書箇所は、「5000人に食べ物を与える」という小見出しがついています。いわゆる「5000人の給食」です。この記述は、4つの福音書全てに書かれています。それぞれの福音書を書いた4人の記者、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネがとても大切なこととして書いたのでしょう。
 イエスについてきた人々は、男だけで5000人ほどと書かれています。女性や子どもを含めると相当の人数です。空腹なそのような人々を5つのパンと2匹の魚で、お腹を満たした上、残ったパン屑を集めると12籠にもなったというのですから驚くべき奇跡が行われたことになります。
 みなさんは、今日どの御言葉に心が惹きつけられましたか。このような奇跡を合理的に説明することは、不可能なのでしょうか。
 私が今日の聖書を読んで、一番惹かれた御言葉は、13節「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい。」です。
 この話は、福音を告げに行った12人の使徒たちが、自分たちの行ったことをイエス様に報告するところから始まっています。そして、イエス様についてきた5000人以上の群衆の食物を気にかけた弟子たちに、イエス様は「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい。」と答えます。
 2474856と82という数字があります。この数字は、何でしょうか。2474856は、恵泉の中高生が昨年1年間に捧げた献金額です。約250万円です。そして、82は献金先の数です
 マルコによる福音書6章37節では、みんなを満腹させるには200デナリオン必要だと弟子が主張する場面が出てきます。200デナリオンは、今の金額では、200万円相当に当たります。
 14節で、イエス様は、50人位ずつ組みにして座らせました。
 献金先は、保育園や教会のような小さなところから、日本赤十字、国境なき医師団、日本ユニセフのような大きなところまであります。一つの団体に50人が関わっているとすると82団体で、4100人です。お腹を満たしたパンの費用が一人500円とすると、献金額はちょうど5000人分となります。この数字から、昨年1年間で捧げた献金は、5つのパンと2匹の魚の奇跡を実は行っていたことにはならないでしょうか。
 イエス様が「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」とお答えになったことの今日的な理由は、困っている人がいたならば、「あなたがたが彼らに必要なものを与えなさい。」ということではないでしょうか。
 そのように考えれば、恵泉生は、献金だけではなくたくさんの奉仕活動をしています。奉仕委員会の良工房でのお手伝い、使用済切手の収集、4年生の老人ホーム訪問、クリスマス活動での15施設の訪問、歌津応援プロジェクトへの参加。素晴らしいです。イエス様が言われた「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい。」というお言葉を模範的に実践しています。背後にイエス様の導きと支えがあることがこの活動を生き生きとさせています。
 この働きは、今年も受け継がれていきます。それは、12の籠が溢れるほどの愛の行為ではないでしょうか。