恵泉ダイアリー
田辺聖子文学館 ジュニア文学賞
2020/05/04
昨年夏休みの中学3年国語科の自由課題で、第12回 「田辺聖子文学館 ジュニア文学賞」、「読書体験記」の部門に、学年の大半の生徒が挑戦し、自分の読書体験を記して応募しました。この文学館は大阪樟蔭女子大学の同窓生で作家田辺聖子さんに関する研究機関であり、資料展示館です。同館の文学賞は、表現力豊かな若い世代を育成することと読書・文化活動の発展向上に寄与することを目的に、2008年に全国の中学生、高校生を対象として創設されました。昨年度は、小説、エッセー、読書体験記の3部門へ全国から3291作品の応募がありました。
今年2月末に入賞者の発表があり、読書・文化活動の向上・推進に寄与し、特に優秀な成果を上げた学校を表彰する「学校賞」に輝いた3校のうち、恵泉女学園中学校が「文字・活字文化推進機構賞」を受賞しました。3月に大阪で行われる表彰式に国語科の教員が出張予定でしたが、新型コロナの影響で表彰式が中止となったため、表彰状と記念盾が3月末に学園に郵送されました。休校中で皆さんに紹介することができなかったため、今は静かに校長室前に飾られています。また、副賞としての『田辺聖子全集』はメディアセンターに寄贈されました。登校できるようになったら、是非見に来て下さい。
「読書ノート」やメディアセンターからの様々な働きかけにより、恵泉生が日頃から読書に親しみ、大きく成長していることが「学校賞」という形で表彰されたことは、この上ない喜びです。これからも、益々読書を通じて自分の世界を大きく広げていって欲しいです。