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恵泉ダイアリー

老人ホーム訪問(4年生)

2018/07/20
7月5日、4年生は12か所に分かれて老人ホームを訪問しました。
3年生で高齢者体験を行い、4年生でも老人ホームのDVDを見て、どんなことを学べたか、また、実際学びたいかをそれぞれ考えて文章にしてから、訪問に臨みました。
写真の施設では納涼祭のごみ箱をつくる奉仕活動を行いましたが、それぞれお掃除やふれあいなどの活動を行いました。
 
生徒の振り返りの一部を紹介します。
 
まず初めに、老人ホームは手すりがとても多く、段差が少ないなど工夫された独特の設備になっているのだとわかった。水道は、蛇口をひねるという細かい動きをしなくていいように、人感センサーで自動で水が出るようになっていたり、レバーになっていた。次に、老人ホームの職員の方々の忙しさがわかった。私たちは今回施設内の清掃をさせていただいたが、職員の方々は普段はお年寄りの方の直接のお世話が大変で、清掃は大晦日の時くらいしかやる時間がないので、とても助かったとおっしゃっていた。お年寄りに寄り添い、1人1人を理解して、毎日忙しく働いておられるのだと感じた。最後に、人の役にたつ喜びが感じられた。私たちが丁寧に窓をふいていると、見ていたお年寄りの方々がきれいになったとうれしそうに話しておられた。自分がやったことが役に立ったと思うと、うれしかった。老人ホームで働いている方々も、感謝された時に一番やりがいを感じるとおっしゃっていた。
 
自分の周りには、今回の入居者の年代の人が祖父母しかいないため、接し方に戸惑ったが、「折り紙上手だね」などという何気ない会話から、どんどん話が広がり、若かったときの話までしていただいた。心を開いてくれたような気がして嬉しかった。
 
ゆっくりはっきりしゃべらないと、通じないことがわかった。また、自分もよく聞かないと聞き取れなかった。でも、うまく通じなくても、しっかり私の話を聞こうとしてくれていることにきづいた。 歌を歌った時、その場でいきなりやったので、上手くできなかったが笑顔で聞いてくれたり、一緒に歌ってくれて嬉しかった。
 
訪問前は私たちが訪問することによってどのような意味があるのかが正直わからずにいました。ですが、入所者の方と触れ合った時「私はあなたたちのような若い子が来てくれることが本当に嬉しくて幸せ」という様なことをおっしゃってくださる方がいました。このお言葉から、私たち自身が実際に老人ホームなどに行って声をかけたりすること自体に意味があるということに気がつきました。最初から物事を決めつけるのではなく、実際にやってみることは大切だと感じました。