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校長ブログ

フェロシップ(1年生)開会礼拝

2017/07/19

伊豆の名所、浄蓮の滝

クラスの夕拝

2017年度 1年生フェロシップ開会礼拝  2017/07/18

 讃美歌 312
祈り
聖書 マタイによる福音書6章38,39
感話
お話 イエス様との出会い
讃美歌 452
祈り

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 ここ天城山荘に来る途中、バスから山々を見ていたら詩編121編が思い浮かびました。
:1目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。
:2わたしの助けは来る/天地を造られた主のもとから。 
神様と出会った信仰者が自分の人生の拠り所を詩に歌ったのです。
 出会いが人の人生を変えると言います。
創立者河井道先生は、多くの人々と出会いました。これから話す3人との出会いがなければ、日本の教育界に大きな働きをした河井道先生も、恵泉女学園もないのです。出会いとは、とっても不思議な神様のご計画なのです。
 一人目は、スミス先生です。「わたしのランターン」に、スミス先生との心の温まるエピソードがたくさん書かれています。
 金曜の夜がなんと待ち遠しかったことだろう。スミス先生は、−緒に遊んだり、道のことをからかったりして、大変親しくなりました。また、スミス先生は道先生が他の人と少し違うことを知っていて道先生を普通の人間に育てようとカを尽くしていたようです。道先生は、内気で引っ込み思案でした。良い意味で思慮深く、物事を深く考える内省(自分自身の言葉や行いや考えを深く顧みる)型の生徒でした。
 二人目は、新渡戸稲造先生です。
 多くの優れた先生に道先生は、習いました。でもその中で一番長くて大きな影響を与えた先生は,歴史を教えていた新渡戸稲造先生でした。
『しかしすべての日本人の先生方の中で、わたしの生涯に、一番長く続く感化を与えたのは、歴史の先生だった新渡戸博士であった。先生は、学校のすぐ隣りの大きな洋館に、美しいアメリカ人の夫人といっしょに住んでおられた。お梅さんが放課後先生の家のお手伝いに選ばれた時は、どんなにみんな、羨ましがったろう。新渡戸夫人が、フィラデルフィア出身だと聞いてから、わたしたちは、米国の地理に興味を持ちはじめた。』
道先生の英語ができるようになると、新渡戸先生は自分の英文日記を道先生に口述筆記させました。毎週土曜日の夜は、新渡戸先生の家で、道先生はその仕事をしました。道先生の英語にさらに磨きがかかります。
 道先生が20歳になったとき、新渡戸先生は自分がアメリカに行くことになります。新渡戸先生は一緒に行かないかと勧めました。道先生はアメリカに渡る決心をし、ブリンマ一女子大で学ぶことができました。新渡戸先生は、道先生の一生を通して物心両面で様々な援助をしてくださいました。
 3番目は、イエス様との出会いです。スミス先生も新渡戸先生もイエス様に出会っていました。その方と道先生も出会うことになります。そのきっかけは、不思議なことから始まります。
『今でもおぼえているのは、ある時、病気の父のことを考えていて、ひとりっきりになって、もっと父のことを考えたいと思いながら寄宿舎へと長い廊下を歩いていくうちに、ふと、壁の上の方にある、ランプの受け棚が目についた。こんなにかけ離れた場所がある。ここなら、誰も、小さな生徒をさがそうにも、思いつかないようなところだ。自分でも何をしているのか、本当にはわからないうちに、わたしはきゃたつを持って来て、その受け棚へと登っていった。が、わたしがそこに腰掛けたとたん、それは壁からはがれて、わたしもろとも、床の上に落ちてしまった。自分がしてしまったことの恐ろしさが頭にいっぱいで、怪我をしたかどうか問題ではなかった−−わたしはスミス先生の受け棚をこわしてしまったのだ、先生はきっとお叱りになるだろう。わたしは、先生のところに行くのが、こわかった。いつか先生が、「もしわたしたちが、心から天の父なる神様にお祈りすれば神様はきっと答えてくださいます」と言われたのを思いだした。そこでわたしは、階段の下の押入れにもぐりこんで、そこでわたしのはじめてのほんとうの祈りをささげた。それから、こわれた受け棚をかかえて、スミス先生のところに行き、ふるえながら「わたくしこわしました。どうぞおゆるしください」と言った。
先生の大きな眼が、私を射とおすように探りぬいた。
(中略)
「それでは、ほんとに、それに腰かけたの」。わたしは泣きだした。
急に、スミス先生は笑い出された。「こんどからはね、これはランプをのせるもので、あなたのような大きな人をのせるのではないということを、よくおぼえていらっしゃいよ。すんだことは仕方がないのです。もう心配しなくていいのですよ。もう向こうに行っていいです」。
それを聞いて、わたしは、とんで帰った。その間、わたしの心はわたしの初めてのほんとうの祈りがきかれたという驚きでいっぱいだった。スミス先生はお叱りにならなかったからだ」。そのような経験を通して道先生は、イエス様との交わりは強められていきました。
ローマの信徒への手紙10章10節には、このように書かれています。
「実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。」
そして、マタイによる福音書6章33節では、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな与えられる。」とあります。
 みなさんのこれからの出会いはたくさんあります。でも一番大切な出会いは、イエス様と出合うことです。恵泉の6年間の学校生活の中で、イエス様とお合いできるといいですね。これから始まるフェロシップで、そのきっかけができると嬉しいです。お祈りします。