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校長ブログ

4年生オリエンテーションキャンプ開会礼拝

2017/04/26

昼食をとったパインズパーク

宿泊ホテルに咲く富士桜

4年生オリエンテーションキャンプ開会礼拝  2017/04/21,22 

賛美 In His Time
聖書 フィリピ1:6
祈り

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 オリエンテーションとは、方向付けと言う意味があります。新しい高校生活を送るために、一泊二日で様々なことを学び、ディスカッションし、共有していきましょう。
 4年生の年間標語は、「和して同ぜず」です。辞書を見ると、「人と争わず仲よくするけれども、自分の意見というものをしっかりもっていて、いたずらに妥協したり調子を合わせたりしないこと。」と書かれていました。主体性を持て、ということでしょう。
 私は、主体性という意味を高校時代に実感しました。1年生の倫理という科目で、実存主義のキルケゴールの本を読んで、誰も自分に代わって生きてはくれないこと、とどのつまり人間は一人で自分の意志であらゆる瞬間に自分の生を選び取らなくてはいけないことを学びました。
 聖書箇所フィリピ1:6は、このように書かれています。
「そして、あなたがたのうちに良いわざを始められたかたが、キリスト・イエスの日までにそれを完成して下さるにちがいないと、確信している。」
と書かれています。KJV(欽定訳)では、
being confident of this very thing, that He who has begun a good work in you will complete [it] until the day of Jesus Christ;
とあります。まず、確信していると言う言葉が現われます。イエスキリストに対する信仰の強さを感じます。
 聖書は、あなたの中に、神は良い働きを始められている、と言います。キリストの日、つまりあなたがこの世の命を全うするまでに、神はあなたに働いているその働きを完成させてくれるのです。あなたの使命、役割は神様の御計画の中に、既に用意されていて、神のみ旨は、あなたを選び、あなたに働いて、あなたの主体性を通して、あなたを完成させて下さるのです。創造物は、目的を持ってその場に置かれているからです。
 入学式の聖書箇所の箇所を覚えていますか。フィリピ2:13-15でした。特に、13節は、このように書かれています。
あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。」
 「その願いを起こさせ」は、私の聖書(新改訳聖書)では、「志しを立てさせ」となっています。神様は、あなた方のうちに働いて、「志しを立てさせ」それを「完成させて下さる」と確信するというのです。「志」という漢字を上下に分解すると、「心に上からの作用が働く」ように見えませんか?「志」とは、神様があなたに起こさせてくださることを象徴的に表していると思いました。(もちろん、漢字の成り立ちは別の意味があるようですが、、、)
 神の御心によって、よいわざを完成させた神様の業を河井先生に当てはめてみます。
北海道に渡った河井先生は、札幌でミス・クララ・スミス先生の創立した女学校に入ります。その時、河井先生は言葉の少ない引っ込み思案の少女でした。ところが、河井先生に突然の「その願いを起こさせ」る出来事が起こります。
「わたしのランターン」p67から引用します。
『わたしたちはナショナル・リーダーの第一巻を読んでいた。けれども、先生がどんなに骨を折っても、少女たちも、婦人たちにも、およそ表情をつけて読ませることはできなかった。わたしは、みんなの単調な、抑揚のないよみ方を聞きながら、わたしがやればきっとスミス先生の通りにできるのだが、と思った。何かがわたしに、「勇気を出せ!」とささやいた。やっとの思いでだしなれない声を出し、顔をまっかにしてアクセントも、発音も、スミス先生の通り、まねて自分さえびっくりするほど、はっきりした声で読んだー
Ho! Ho! How we go
Down the hill, over the snow!
Ho! Ho! How we go
Up the hill, over the snow!
Hold me, Jack.
Ho! Ho! Up we go, up to the hill
スミス先生は、手をたたいて叫ばれた「よくできました。上出来です、そういう風に読まなくちゃね。」』
 河井先生は、内なる声に従いました。この内なる声こそ、神様の働きだったのです。新渡戸稲造との決定的な出会いも、アメリカ留学も「良い業をはじめられた方」が、河井先生を通して完成へと導く、お取り扱いだったのです。そして、女性参政権さえなかった時代に、平和をつくる自立した女性を育てる学校というビジョンを、河井先生は与えられます。恩師の反対も環境の厳しさも、河井先生にとっては、神様から与えられた使命は、揺るぎのない確信となっていきます。
「何かがわたしに、「勇気を出せ!」とささやいた。」は、神様から愛されていた河井先生の神様からの働きの始めだったのです。 
 神様があなたに、何を求めているか?一人静かになり神様の御声を聞いてみて下さい。また、それを求める3年間であって欲しいと思います