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校長ブログ

2学期始業礼拝(1年生から5年生)

2017/08/28

生徒たちを迎える花たち ヒャクニチソウ

同 キバナコスモス

2017年2月期始業礼拝   2017/08/28

讃美歌 9
交読文 24 詩100篇 全地よ、主にむかいて喜ばしき声をあげよ、
           喜びをいだきて主につかえ、
聖書 詩篇23編5節
わたしを苦しめる者を前にしても/あなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎ/わたしの杯を溢れさせてくださる。
お話 私の杯は溢れています
祈り
黙想

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 今日の奏楽を聴いてどのように感じましたか?パイプオルガンからの美しい音が一層美しく聞こえたのではないでしょうか。今年の夏休みにパイプオルガンをオーバーホールしました。ホーバーホールとは、オルガンを全部解体して、清掃し、故障しているところは直し、また組み立てる作業のことをいいます。ドイツで長い間パイプオルガンの製作や修理の技術を学び、マイスター(親方、ドイツの職人としての資格)をとって日本で仕事をされている方が3人もきて、修理してくださいました。これから毎日、真新しいのと同じようなオルガンの響きを堪能できます。神様の恵みです。
 さて、皆さんはどのように夏休みを過ごしたでしょうか。パイプオルガンのようにオーバーホールはできなくとも、リフレッシュは、できましたか。海や山、海外に行った人は多いですか。学校では、普段経験できないようなことを多く体験し、みんな成長した様子ですね。宿題に追われた、という人もいるかもしれません。

 私は、山が好きで、大学生の時、山歩きのクラブに入っていました。自分の荷物やテント、水など20kgから30kgの荷物を背負って山に登るのです。山を登るのはきついです。山歩きの初めの一本(歩くインターバル)は、身体慣らしのため、30分ほどゆっくり歩き、休める場所を探して10分程度の休憩をとります。2リットル入りの水筒を皆で回し飲みをします。2本目以降は50分歩いて、10分休みと、これを繰り返します。何時間も歩きつかれてくると、何でわざわざこんな荷物をしょって、こんな山に入っていくのだろうかと、毎回思ってしまいます。しかし、山の道の脇に可憐に咲いている高山植物に出会うと、疲れは少し軽くなります。山の斜面から湧き出る清水は、疲れを癒し乾いているのどを潤す魔法の水です。目的の山を登り切ったときの爽快感、達成感は格別なものです。晴れていれば山の頂から周りの山々が一望に見渡せる風景や群れとなって咲く花たちのお花畑を鑑賞することができます。この経験は、都会の生活では決して味わうことができません。晴れていれば、沈む夕日や夜空の満点の星々、日の出は、格別です。だから、山登りは、止められないのでしょう。
山歩きのコツは、

  • 急がずゆっくりと歩く。
  • 次の足場をきちんと確保する。
  • 平地を歩くときも同じペースで歩く。です。

もちろん、計画通りにうまくいくとは限りません。夜行列車で寝付けず睡眠がとれなかった事もありました。入山するとき、天候が悪く、山に入れないこともあります。気候が急変して、山の中で雷雨にあい、あわてて山小屋に避難したり、引き返すこともあります。折角山頂に到達しても、山頂は霧で覆われ全く周りが見えない、とうこともしばしばです。先頭を歩いていて道を間違えたり、と間違いもたくさんありました。
 山登りは、人生そのものだと思います。重荷を背負い、予期せぬ環境の変化があり、自分の間違いもあり、達成したと思った結果が予想していたものと全く異なったりします。
 学生時代は、キリスト教の信仰を持っていませんでした。今信仰を持った自分が人生を振り返ると、神様を知らないで生活をしていたにもかかわらず神様の恵みを十分に受け、生かされていたことを強く感じます。

 今日の詩編23編はすばらしい御言葉です。最近25節に、感動しています。
「わたしを苦しめる者を前にしても/あなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎ/わたしの杯を溢れさせてくださる。」
Today’s English Versionでは、
You prepare a banquet for me, where all my enemies can see me;
you welcome me as an honored guest and fill my cup to the brim.
となっています。“banquet”は、結婚式のような宴会です。直訳すると「あなたは、私のために、宴を用意します、私のすべての敵が私を見ることのできる場所で。そしてあなたは、私を名誉ある客人として歓迎し、私の杯を溢れるばかりに満たします。
 私を苦しめる者は、文字通り人であったり、あるいはものであったり、環境であったりします。そのような敵が私の目の直ぐ前にいても、神様は、豪華な食事を用意し、最高のお客として私をその場に居させてくださいます。そのうえ、私の杯をなみなみといっぱいにしてくれます。
 神様は、困難な状況にあっても、わたしを祝福してくださります。その祝福は、わたしの杯からあふれ出るほどに豊かなものです。

 2学期は、2年生のファームワーク、6年生の修養会、5年生の見学旅行がすぐにも始まります。合唱コンクールもあります。恵泉デーもあります。クラブ、課外授業の発表、運動系クラブの試合等もあります。もちろん勉強も含めて、あなたがたはあなたがたの山を登ります。決して軽くはない重荷を背負って、急な坂や、岩ころだらけの場所もあるでしょう。道々で出会う花々や突然の湧き水に、出会うこともあるでしょう。一生懸命登り着いた山頂は、すばらしいところですが、もしかすると、霧に見舞われているかもしれません。それでも気を落とすことはありません。あなたが山道を重い荷物を背負って、山頂に到達した事実は変わりません。晴れ間が与えられれば、出発した場所がはるか眼下に小さく見えるはずです。出発地点からの標高差がある、元いたところよりも高いところにいる、それが山頂です。その山自体が溢れる神様からの祝福なのです。
 必ず一人ひとりに神様からの祝福があります。思いっきり2学期というあなたの山を登ってください。