学校案内

恵泉女学園について

世界に目を向け、
平和を実現する女性を育てるために

グローバルな視野で女子教育に取り組んだ創立者

創立者 河井 道

恵泉女学園は1929年、一人の女性キリスト者河井道によって創立されました。第一次世界大戦を経験した道は、聖書が与える勇気と愛をもって、真に平和な世界を創り出すために奉仕し、いのちを慈しむ女性を育てようとしたのです。そのために創立当初から「聖書」「国際」「園芸」を教育の柱に、生徒の知性・感性・社会性を育ててきました。その伝統は現在にも受け継がれ、世界の様々なフィールドで活躍する女性を輩出しています。

「彼女たちがみずから考え、
計画を立て、また
自分たちのしていることを楽しむように、
チャンスを与えようではないか。
(河井道『Sliding Doors』より/英文自叙伝和訳)

彼女たちがみずから考え、計画を立て、また自分たちのしていることを楽しむように、チャンスを与えようではないか。
校章

校章に描かれているのは「乙女がひざまずき、地から湧き出す泉の水を汲んでいる情景」。本校で美術の教鞭をとっていた本郷新の作。本郷は、戦没学生記念像「わだつみのこえ」など数々の話題作を発表した世界的なヒューマニズムの彫刻家です。

河井道の礼拝風景

河井道の礼拝風景。恵泉のキリスト教教育は、常に実践を促すものであった。

「わたしの生徒たちは、
平和と善意が支配する
新しい世界秩序を
導き入れるように、
力をかすようになってほしい。
(河井道『My Lantern』より/英文自叙伝和訳)

わたしの生徒たちは、平和と善意が支配する新しい世界秩序を導き入れるように、力をかすようになってほしい。
校章

当時から外国のお客様を招き、国際友好に貢献する女性の育成を目指した。

「様々の経験が
毎日の楽しい思い出となり、
他より受けた信頼、愛、
最善をなした満足、
協力の尊さなどは
永久の宝である。
(河井道『恵泉』巻頭言集」より)

様々の経験が毎日の楽しい思い出となり、他より受けた信頼、愛、最善をなした満足、協力の尊さなどは永久の宝である。
校章

創立時の園芸の授業。教員、上級生、下級生の隔てなく皆で作業に励んでいた。

学園のあゆみ

1929年 4月、普通部5年制の学校として開校。
河井道が自宅を開放して校舎(世田谷キャンパスに移築されている日本家屋)とし、9名の生徒をもって開校しました。海外の宣教団体の資金援助を受けることなく建てられた数少ないキリスト教学校のひとつです。
1934年 2年制の高等部を加え7年制に。
1947年 普通部は3年制の中学校と3年制の高等学校に。
1950年 高等部が専門学校を経て2年制の短期大学に。
1988年 大学人文学部を設置。
1999年 大学に短期大学英文学科を統合。
2001年 大学院を開設。
2005年 大学に園芸短期大学を統合。
現在、世田谷区船橋に中学校、高等学校(全日制普通科)、多摩市に大学人文学部、人間社会学部および大学院があります。
2011年 東京都より併設型中高一貫校に認定されました。